2009年04月20日

88 / 「(untitled)」

『しゅうまつ』

せかいのおしまいのぼくたちはこうふくのたべかすがはにはさまってきたないくちでにやにやにやにや
「悔い改めよ」なんていわないけど





『かいわ』

「すりむいたんだ、ここのところ。」
「それは、しんぞう。」
「ことばがいたいんだ、かさかさなんだ。」
「。」
「ぼくのしんぞうからくろい血がみえたんだ。きたないんだ。えらくきたない。ぼくはきみとおなじにまっしろじゃなかったんだ。ぼくはよごれていたんだ。ぼくは。ぼくは。ぼくは。」
「。    、」





「   」




「だれだってきみだ。」





『171』

ほかのみんなは
どこにいったのか
171ぺーじあたりに
さがしにいってきます

きみはここにいて
ぬけがらのぺーじが
あってはいけないから




そうしてさいごのひともじは
ことばのうみを
およげもせずに
えいえんのぜつぼうに
ひたっているのです





『(こうふくをてにいれたしゅんかんに)』

(こうふくをてにいれたしゅんかんに)

あんしんは
うりきれました
さみしいだれかが
みのたけにあわないりょうを
たいりょうにかいこんでいったようでした
いくらたべても
うつわはいつもからっぽなのに

かくていした
きのうだけが
わたしのうしろで
ゆうがにおちゃをのんでいます





『スブニール』

しろいピンで
スブニールをとめます
きおくは
どんどんはがれおちてゆきます
きんいろのじかんにおいてきた
たくさんのこうかいは
しんぞうをにぎりつぶします
あかいいろがはねて
あたらしいスブニールも
またひとつ
としをとりました


posted by mistoa at 14:47| Comment(0) | TrackBack(0) | mistoa vol.6 archives | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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